丹後の藤布 帯の織元
京都・丹後の地で100年以上にわたり絹織物を製造してきた機屋です。
代々受け継いできたその技と、消えゆく寸前に受け継ぐことのできた藤織りの技。
ふたつの伝統を融合させた織物が、末永い命を育み、暮らしに豊かな時間をもたらすことを願っています。
縄文の古から伝わる原始の織物「藤布」を継承し、昔ながらの技法を守ってつくっています。
藤布の持つ野趣溢れる深い味わいに、絹織物の多彩な表現を加え、独自の帯を織り上げています。
【藤剥ぎ】藤蔓を木槌で叩き、外皮と中皮に剥ぎ分け、中皮を乾燥させます。
【藤こき】川水でしごきながら不純物などを洗い流し、繊維を取りだします。
すべての工程を、昔ながらの手法で化学薬品を使わず、手間暇を惜しまず丁寧につくっています。
遊絲舎の「アタラシイ」一品
PRODUCTS花びらに2種の「藤布」を用いて真ん中には「藤の実」をあしらった、「藤づくしのブローチ」です。
上に「三」枚、下に「五」枚の花びら、そしてブローチを身に着ける方自身を「七」枚の花びらと見立てて、吉祥数である「七五三」が完成する。
そんな思いを込めています。
生命力が強く、長寿や繁栄の象徴とされている藤。
藤布を気軽に身に着けていただける一品です。
※写真と色・柄が異なる場合がございます。