ヤーンリパオバッグは、ヤーンリパオというツル性の植物を編んでバッグにしたタイの伝統工芸品です。
一つのバッグを編み上げるのに、約1～2か月かかるという事や、編み込みの技術が細かくて複雑という理由から継ぎ手が少なく、現在では「失われつつある芸術（dying art)」と呼ばれています。
200年以上続いてきたこの伝統は、いつ消えてもおかしくない状況にあり、年々その価値が高まっています。

ヤーンリパオの素材は表面が滑らかなため、持ち歩いても服の素材に引っ掛けたり、傷つけることはありません。また、見た目の緻密さとは異なり、軽量なのが特徴です。バッグの蓋の裏側には鏡がついているので、メイクを確認したい時などにとても便利です。和装やドレス、デニムのような普段着にも合わせられる万能バッグで、1つ手元にあると大変重宝します。

ヤーンリパオバッグには、一つとして同じものがありません。本体の色や形、持ち手の種類や色などの組合せによって何通りものデザインがあり、その中から自分の好みに合ったバッグを探していただくことは、宝探しにも似た楽しさがあります。是非自分だけの1点を見つけてください。